選択の差。
え?軽っ、薄っ!
私が思わずそう口走るような指輪が、世の中にあふれている。
それをある人は「最近のきゃしゃなデザイン」と呼び、私は「ペラッペラ」と呼ぶ。
それをある人は「繊細」と呼び、私は「しょぼい」と呼ぶかもしれない。
何を好むかは、人それぞれの選択の差。
でも私は、地金やダイヤにケチりたくない。
もちろん、中石を十分に引き立たせえるために、はかなげな作りが似合うリングもある。
ただ、エタニティーに関して言えば、私はそのはかなげさを、どうも好まない。
ワクワクするか。
街の店頭でダイヤのフルエタニティーを探そうとする時、出くわす現象はこうだ。
☑そもそもフルエタニティーを置いているお店はほぼ無く、どれもハーフばかり。
☑たとえあったとしても、ダイヤ0.2~0.3ct前後、幅2㎜以下と、非常に細いもの(当然メンズには合わない)。
☑そして、サイズ直しが出来ない、手のひら側はダメージを受けやすいし見えないから勿体ない、とハーフを勧められる。
このようなエタニティーにもアドバイスにも、私はワクワクしない。
だから私が、男女も年齢も問わずカッコ良くて、高揚感を感じるエタニティーを作ろうと思った時、自然とこんなエタニティーが出来上がった。それは…
Stella ステラ
それは、幅4㎜、厚み2㎜、目方5.5g、3㎜アップのダイヤが一周ぐるりと22ピース合計2ct輝くフルエタニティー(K18・11号の場合の目安)。
世の中に多く出回る、頼りないリングしか知らない人にとって、この重量感と強い輝きは、新鮮な驚きとなることは間違いない。
ひとたび私のエタニティーを経験してしまうと、
目が、指が、皮膚が、そのパワフルなエネルギーを忘れることができない。
そして再び、これまで好んできたはずの「きゃしゃで繊細」なリングをつける時、
もはやそこには、違和感が生まれていることに気づくだろう。
え?こんなにペラペラでしょぼかったっけ?、と。
1ピース3㎜のダイヤ。
0.1ctのダイヤの直径は約3㎜。これを業界では、1/10 テンパーと言ったりする。
テンパーサイズ、SIレベルのダイヤを、贅沢にも一周ぐるりとと留めてあるのが、当店のフルタニティー・ステラです。
縁の幅が大事
サイドの縁が太すぎると、やぼったい。
縁がないと、フェミニンすぎる。
地金に邪魔されずダイヤが最大限に輝くために、そして、その輝きがスッキリ洗練した印象になるためには、幅0.5㎜が絶妙です。
「石の配置を決める時」
「一番気を遣うのは、どの時?」と問う私に、「石の配置を決める時」と、石留職人は答えた。
ステラは、ご注文をお受けしてから、職人の手で一つ一つ作られます。約2週間でお届けします。
クラフトマンと愉しい音
「1号に1キャラ」の衝撃
ピンキーサイズのフルエタニティーを、本物の素材で取り扱うお店は限られています。
ましてや、それが1ctでしたら、なおさらです。
それは、多くの人にとって、「小指に1キャラのフルエタニティーなんて勿体ない!」ことだからかもしれません。
ですが私は、その「勿体ないこと」をあえてしたいのです。なぜなら、それが余裕であり、こなれ感であり、おしゃれでカッコイイと思うから。
そもそも、小指だからと言って、なにも控えめである必要はありません。小指は実は目立つのです。
「ステラ」は、ピンキーサイズにもダイヤ1ctが留まっています。
それは、衝撃的な輝きです。
男女問わない
「ステラ」は、男性が着けてもステキです。可憐すぎず、ごつすぎない。男女ともに見栄えがする、ちょうど良い幅とダイヤの留め方にしてあります。
薬指よりも、人差し指か中指に着けるとキマるボリューム感です。
地金違いで遊んだり、また男女ペアで着けるのもいいですね。
パートナーへのプレゼントだったのに、「たまに借りて怒られてる」と、苦笑いするお客様もいたくらいです。
手のひらこそ
「手のひらも、ダイヤでキラキラしている」ということ。
それがいかに、リッチで、
気分が良くて、
積極的になれて、
吹っ切れて、
所作が美しくなって、
何だか人にもやさしくなれるような、
とにかくイイ感じがすることなのかを、
「経験しなければわかない」、としか伝えられないことが残念です。